AUBER駅

バイオリンを借りるためにEuropeという駅で待ち合わせ。
うちからは一本で行けないので、Auber駅で乗り換えです。
何回か電車には乗ってだいたいのこつはつかんでいましたが、
乗り換えは初めて。
心配で在仏経験の長い友人に聞くと、
「構内の指示に従って歩けば大丈夫」とのこと。

さて問題のAuber駅はとても巨大な駅でした。
通路が「もしかして知らないうちに改札を出てしまったんじゃないか」と
思うくらいだだっ広く、
しかも通路に店が何軒も並んでいるのです。
キオスクのようなかわいらしいものではありません。
カフェあり、スカーフやハガキを売っているおみやげ屋さんあり、
果ては美容院、子供服店まであります。
美容院にはちゃんとお客さんがいるんです!
みんなわざわざここまで髪を切りに来るのでしょうか?

私が乗り換えたいメトロの3番線は、
Auber駅とは違う駅だけど、駅どおしが連絡通路で結ばれている、
いわば東京と大手町のような関係でした。
日本では連絡通路がものすごく長くて
こんなの同じ駅とは言えないよ!と思うようなところもあるので、
この巨大駅ではもっともっと歩くかもしれないと覚悟しながら
メトロ3番線の案内を追いながら歩いていくと、
突然エレベーターが出てきました。
なぜこんなところにエレベーターが?
案内表示は非常に分かりやすかったので
途中で間違ったとは思えませんでした。
万が一ヘンなところに行ったら戻ろうと覚悟を決めて乗ります。
エレベーター内には「あと○秒で出発するよ」という電光掲示。
時間が来るとドアが閉まって動きました…。
ドアが開くと再びメトロ3番線の表示。
いぶかりながらさらに歩くとホームが出てきました。
路線図を見るとちゃんとEuropeが載っている!
あっけなく乗換えができたのでした。
もっともここで気を許した私はうっかり反対方向に
乗ってしまったのですが…。

あとでダンナに聞いたところによると、
Auberはシャルルドゴール空港に行くために
乗り換える駅なのだそうです。
また駅構内の床屋は「東京駅にもある」そうですが、
私は見たことがありません。