パリ動物園

パリの東ヴァンセンヌの森にパリ動物園がある。
あのパリ市内に本当に動物園があるのか?と思ったが、
広大な森の一部が動物園になっている。

着いたのがすでに午後3時。
我が家の出足の遅さが災いしたが、
10月は閉園が午後6時だった。
3時間あれば一通りは見られるだろう。
入園料は大人50フラン、3歳以上30フラン。



入り口にいきなり険しく切り立った岩山。
猿山かと思ったら高山にいるような山羊たちがいる。
その横にはトラ、ライオンなどなど。
おりの向こうにいるのではなく、
こちらと動物の間に生垣があり、
大きな石の器の中に動物がいる感じ。
中にはおりの中にいる動物もいたが
(チーター、ハゲタカ、アンテロープなど)、
キリンやシマウマなんかはまるで
放し飼いされているのではと錯覚しそうなほど、
広大な敷地でのびのびしている。

 

下、岩と同化しているのがサイ。

 

絵のようなフラミンゴの群れ。



この動物園でおもしろいのは、
動物たちが見物客が来ると寄ってくることだ。
好奇心旺盛。
何か食べ物をくれると思っているのかもしれないが
(事実けっこうあげている人は多い)、
日本で見たときはどちらかというとやる気のない動物が多かった。
かばが寄ってきてわあーっと大きな口を開けたときは
こりゃ本当にすごい!サーカスみたいだ!と思った。

残念ながら大あくびのシャッターチャンスは逃したが…。



最後はよくある動物とのふれあいコーナー。
やぎにその辺に落ちている葉っぱをあげる子供多し。



ゆっくり見て回っても2時間ほどで一回りしてしまった。
気張って朝から来なくてよかった。
朝から来てしまった人はどうするんだろうかと思ったが、
ヴァンセンヌの森で一日のんびりするんだろうというダンナ。
さもありなん。