草サッカー

ダンナが毎週水曜日、社内のサッカーチームに参加するようになった。
最初はしぶしぶという感じがしないでもなかったが、
靴だの練習用ユニフォームだのを買い揃えるうちに
すっかりやる気になってしまったらしい。
筋肉痛に悩まされながらも嬉々として通っている。

そのサッカーチームが某フランス企業のチームと試合をするというので、
一緒に見に行った。
場所は相手企業の所有するグラウンドだという。

行ってみてびっくり!!
これが一企業の持つ福利厚生施設なのか?というくらい、
広大なスペース。
サッカーグラウンドだけでなく、
ラグビーのグラウンド、テニスコートもあり、
もちろん散歩するに十分な森もあり、スポーツセンターといったところ。
クラブハウスも完備。
日本じゃ不況でこういう施設から手放していったんだよなあと
景気の違いに愕然とする。
また、日本では会社にこういう施設があっても、
使うための手続きが面倒だったりして、
あっても使わなかったりするのだけど、
まるで町のスポーツセンターに行くように
何人もの人が利用しているのを目の当たりにし、
これまた文化の違いに愕然。

子供もグラウンド脇でサッカー


フランスらしく、もちろん時間どおりには始まらない。
ようやく人が集まり始め、ウォーミングアップ。
どこからか揃いのユニフォームも借りてきて、
両チームともそれらしくなってきた。
さらに驚きはちゃんと主審がいる!
もっとも副審は一人はメンバーが交代で、
もう一人にいたってはメンバーの息子(小学生くらい?)。
草サッカーらしくてよろしい。

試合はけっこうマジ↓
  

試合が始まると、最初はフランスチームに押され気味。
サッカーをやり慣れているという印象。
ダンナ会社のチームはまだできたばかりだから、
それはいたしかたない。
でもそのうち、ダンナ会社チームも
ボールが回り始め、対等な試合になってくる。
横で芝生に寝っ転がってみている
フランスチームの一人も
「さんこんさんこん(cinquante cinquante)」と言っている。
「フランス語でも五分五分、フィフティーフィフティーのことを
50、50と言うのね!!」と
妙なことに感動する。

結局試合は4-1でフランスチームの勝利。
試合後クラブハウスでビールを飲んで帰路についた。
まだ太陽はずっと高いところにいた。