血のつながりにはうるさい?

出生届について。

産後3日以内に出生届を出さなければならないが、
そのときに同時に届け出者が
赤ちゃんの父親であるという誓約書を書かされるという。
というのは、フランスの場合、
赤ちゃんの親が必ずしも結婚しているとは限らないため、
ぶっちゃけて言えば責任の所在をはっきりさせるのだろう。
だから、出生届を出すのは必ず父親でなければならない。
また、外国で生まれた場合も
必ずフランスで出生届を出さなければならないとか。
(駐在など理由があって住居がフランスにない場合は違うだろうが、
旅行などで外国にいる場合は含まれるという)

親戚など血縁関係について。

フランスは血がつながっているかいないかで
親戚関係を表す言葉が違うという。
「義理の親」くらいなら日本でも普通に使うが、
いとこですら、血がつながっているのといないのとでは
違う単語を用い、
しかもけっこう厳格に使っているらしい。
異父母兄弟についても同様。
(以上、フランス語教師フランソワーズより)

日本の場合、戸籍謄本を見れば
血縁関係がわかるものの、
会話の中であえて区別して使うことは
あまりないように思う。
(お家騒動でも起こっていれば別だけど)
フランスでは血のつながりのない家族関係が
すごく多いのであえて区別して使っているのか、
それとも、血のつながりにものすごく細かい民族なのか、
その辺は不明。