食事開始の合図

「食事に呼ばれたとき、
hotesse(おてす=女主人)が食べ始めるまで、
客は食事に手をつけてはいけない」
(フランス語教師ニコルより)

日本では客の顔ぶれにもよると思いますが、
夫の客だったりした場合、
妻は裏方に徹してしまうことが多いのでは?
フランスではその妻が主役。
男主人ではなく、女主人が食事開始の合図です。
だから、どんなに準備が忙しくとも、
食事開始の時には席に座らないとならないし、
逆に手を離せないような料理は
作ってはいけないのでしょうね。

それを聞いてクラスの一人が
「うちにお客さんを呼んだとき、
私はもう少し自分の皿に火を通したくて台所に行っていたら、
戻ってくるまで皆食べずに待っていた」と言っていました。