下着が見えても平気

急に暑くなったと思ったら、女性は老若問わず、いっせいに露出度が上がりました。
いい年したおばちゃんでもボディコンシャスなワンピース(しかも膝丈)を着ているのです。
それもたいていノースリーブ。
二の腕も足もむき出し。
あと圧倒的に多いのは、スリップドレス、ストラップTシャツ。
どういうのかわかりますか?
肩にかかる部分がひも状になっているワンピースやTシャツです。
これを着るときにブラジャーをしていると、当然ブラジャーのストラップが見えてしまいます。

でもみんな平気で見せているんです。
最近はわざと下着を見せたりするファッションがあるし、
そのために一見下着に見えないようなおしゃれな下着もありますが、
彼女たちにはそういう意識があるようには思えません。
見せようと思ってはいないようですが、
隠そうとも思っていません。
見えているのはごく普通のブラジャーのストラップ。
たま~に服と色を合わせた下着を着ている人もいますが、
たいていは全然違う色を着ています。
だからすぐブラジャーのストラップが見えているって分かります。
そんな状態で町を闊歩しています。
そうするとだんだん下着が見えることにこだわっている自分のほうが
間違っているような気がしてきてしまいます。
男性諸氏も気にしている様子もありません。
もしかしてこんなことにこだわっている私って
おばさんなのかしら?

だいたい広告で全裸の女性(ただし後姿だけど)が平気で出てくるお国、
下着が見えることくらいどうってことないのかもしれません。

ただスカート丈に関しては、
パンツが見えそうなミニスカートをはいている人はいません。
短くてもひざ上くらい(キャリアウーマン風の人に多い)、
たいていは膝丈、もしくはそれより長いです。
パリの市境によく娼婦が立っているのですが、
彼女たちのいでたちが超ミニスカートにロングブーツ。
日本でよく見かけるスタイルです。
だから初め彼女たちを見たとき、
あまり違和感がなかったのです。