右側優先

フランスの交通規則で納得いかない、というか、
なかなか覚えられないのが
「右側優先」
という決まり。
自分から見て右側から進入してきた車に優先権がある、
といういたってシンプルな決まりなのだが、
日本で免許を取得した身にとっては、
どおしてそんな細い側道から出てきた車が
我が物顔で進入してくんのよ、と思ってしまうのである。
特に自分が太い通りを走っているときは
しばしば「右側優先」を忘れてしまう。
こっちの方が道も太いし交通量も多いよ、
いくら右といえどもあなたは後よ、という態度に出て
通じる場合もあれば通じない場合もある。
たいていの人は右側優先でも進入してくるときに
お礼の合図を送ってくれたり、そこまでしなくても
一応他の車の有無を確認してから、進入してくるが、
つわものになると確認など全くなし、
「私が右側なんだから気をつけるのはあなただ!!」とばかりに
スピードも緩めずに進入してくるので要注意。
私はこれで何度かヒヤッとした経験あり。

もっとも「右側優先」は便利な決まりでもある。
右側だけ気にして走れば大体平気、
側道のある道でもそれが左だけならばんばん走れる。
でももうちょっと左側にも目をつけてほしいよ…。