小児科初体験

オランダではあらかじめホームドクターに登録が必要だったので、
フランスでも登録しなくちゃと思って、
薬局で紹介された小児科に電話してみました。

<登録不要>

幸い英語が通じる医者でホッ。
登録したい旨を話すが、どうも話がかみ合わない。
よく聞いてみると、フランスではあらかじめ登録する必要がなく、
いざかかりたいときに電話して予約を取ればいいそうです。
医者は「○○や××や△△やオランダや□□では登録がいるけどねー、
フランスは要らないんだよー」と言っていたので、
そうか、オランダとは違うんだなと思いました。

今誰もかかる必要がないので、そこで切ってもよかったのですが、
とりあえず顔をつないでおくかと思い、らんちゃんの相談をすることに。
予約は夕方5時20分。
いくら明るくなってきたとはいえ、こんな夕方に予約取るんですねー。
急いでいたわけではないからもっとあとの日でも
昼間に取れるのならそれでもいいのですけどね。

らんちゃんはちょうど7ヶ月になったので、
離乳食や予防接種について聞いてきました。

<離乳食>
現在は一日2回、一回は野菜とお米のシリアル、もう一回は果物。

このペースを続けてよい。
フランスでは6ヶ月から肉魚卵をあげ始める。
(ここで「家族にアレルギーの人はいるか」と聞かれ、
ゆりちゃんがアトピーだと言うと)
もう少ししてからあげ始めるのでもかまわない。
肉…羊、豚はあげない。(理由を言っていたがよくわからなかった)
豚でもjambon(ハム)はよい。
鶏、七面鳥はOK。
牛は「まあ~ご判断は任せます」とのこと。狂牛病騒ぎがすごいからね。
魚…マグロ、ニシン、イワシ、maquereau(後で調べたら「サバ」でした)はダメ。
ほかはよい。
卵…白身はダメ、固くゆでた黄身のみ。
いずれもスプーンに2,3杯でよい。

あげる時間帯について、うちは昼に果物、夜に野菜+お米をあげていましたが、
フランスは昼がメインなので、昼にボリュームのあるものをあげるようでした。
「どっちでもいいけどね」って感じでしたが。

<予防接種>

オランダで四種混合(三種混合+ポリオ)とHibを3回ずつ受けてきたので、
とりあえずすぐ受けなければならない予防接種はなし。
四種混合とHibの4回目は一年後。
1歳になったらおたふく、風疹、麻疹の予防接種。
みずぼうそうの予防接種はしないとのことでした。
またBCGは1歳になって託児所などの集団生活を
始めるときにすればよいとのこと。
今するかどうか決めなければならないのはB型肝炎の予防接種。
「いい予防接種だよ」と言われたものの、
やるべきかどうか迷っています。

フランスの予防接種は医者に処方箋を書いてもらい、
それを持って薬局に行って予防接種のワクチンを買い、
医者に持っていって打ってもらうシステムです。
B型肝炎の処方箋はもう書いてもらったので、
予約して買いに行くだけなんだけど、
少し情報を集めてから決めようと思ってます。

<ビタミンD>

オランダでは日照が少ないからなのか飲むよう指導されたのですが、
フランスではどうなのか聞いてみたら、
やっぱり飲ませているようでした。
今あるオランダから持ってきた分がなくなったら、
医者に言うと処方箋を書いてくれるそうなので、
それを持って薬局に買いに行くことになります。

<便秘>

らんちゃんは便秘、というより、固くてなかなかふんばれない。
そう話したら、これを飲ませてみたら、とまたもや処方箋。
LACTULOSE、乳糖かな?
帰りが遅かったので薬局に寄らず、
しかもその日はたまたますんなり出たのでよかったけど、
常備しておいて様子を見てあげてみようかな。

一通り話した後、検診もしてくれました。
前回の検診からまだ1ヶ月たっていないからか、
身長体重とも変化なし。
初めて耳の中を見られて嫌がって大泣き。
そのまま泣きながら帰ったのでした。

代金は220フランなり。
医者で全額支払って、後で保険に請求して戻ってくるようです。
請求のための用紙を書いてもらいました。

毎回検診や予防接種のたびに小児科に行くのかなあ、
高いなあと思って調べたら、
フランスにも保健所があることを発見。
こちらでは無料で検診をやっている模様(予防接種は不明)。
小児科と保健所をうまく使い分けることが必要かもしれません。