入園するまでの長い道のり、もしくはお間抜け業者の顛末記

ゆりちゃんの幼稚園については、思えば昨年11月頃から入園準備を始めていました。
11月に途中入園できる園探し、
入れる幼稚園が見つかったというので、
12月のクリスマス前に
戸籍謄本と母子手帳の予防接種のページのコピーを
業者に送りました。
これをもとにフランス語翻訳をして、
必要書類として市役所に提出するというのです。

確かにフランスへの引越しは急に決まりました。
しかし、必要な手続きはすでにしてあったはずなのです。
あとは幼稚園と直接アポを取り、
いつから入園するかを具体的に決める段階まで来ていたはずでした。

ところが、フランスに着いた2週間後に幼稚園に入れると
業者は言ってきたのですが、
ちょうど2月のバカンス中で、幼稚園とは直接やり取りをしていないらしい。
あくまでも市役所ベースでの決定のようです。
さらに、上記のフランス語翻訳をまだしていなかった上、
翻訳の受付が週に一日だけ、翻訳が出来上がるのに3日かかると
いうことがわかり、それらの書類が出来上がるまで
入園はお預けになりました。

当初入れるはずだった月曜日に業者が「明日園長先生と面接」と
伝えてきました。
が、当日朝電話がかかってきて、
「今日は面接できない」と言うのです。
なんと業者はアポを取っていなかったのです。
どういう理由で「明日面接」と言っていたのかはいまだに謎ですが、
園長が月曜と木曜しかオフィスにいないと言うので、
木曜日になるのを待って再びアポ取り。
やっと次の月曜日に面接が決まりました。
しかもこのアポもたまたまダンナの会社に現れた業者を
ダンナがひっつかまえて目の前で電話させたから
実現したものの、そうでなかったらさらに延びていた可能性も。

予定より1週間遅れの月曜日、面接がありました。
そこで言われたのは、「入園は来週の月曜からです」。
結局予定より2週間遅れて入園の運びとなりました。

市役所への書類の提出は面接の日に同時にやりました。
しかし、翻訳した2書類以外にも必要書類があり、
さらに給食を申し込むためにダンナの給料の証明書が必要でした。
(給食費は親の収入によって異なるから)
そんなものは当然手元になく、その業者はとうとう
手続き窓口からダンナに電話し、「証明書をファックスしろ」と
高飛車な態度に出たのでした。
時間はすでに夕刻、後で聞いた話によれば、
会社ではすでに業務終了ムードだったのに、
この電話のせいで皆あたふたしていたとのことでした。
これだけの行動力があるのなら、業者よ、
普段からせっせと仕事せい!と
内心しみじみと思ったのでした。

市役所で必要だった書類は、
・戸籍謄本の法定翻訳
・予防接種証明書の法定翻訳
・住居の証明書(ガスや電話代などの請求書でよい)
・収入の証明書(給食を申し込む場合のみ)

幼稚園で必要だったものは
・Securite Sociale ナンバー
(社会保険)
・子供の保険の証明書
(幼稚園で怪我をしたり誰かに怪我をさせたときのための保険)