入園説明会

ようやく入園通知を手に入れた私たちは
入園説明会に行った。
入園する子供を連れて来いと言う。

馨と二人で行ってみたら、まず家族総出で来ているうちがとても多い。
当然上の子、下の子も連れてきているわけで、
3歳児だけでも大変だと思ったけれど、
兄弟姉妹で子供の数が水増しされた。
泣く子、歩き回る子(なぜか走り回る子はいなかった)、
これはもう動物園状態だ!
そんな中園長先生は淡々と説明をしていた。

はなから分かろうとは思わずに行ったのだが、
ゆりちゃんで幼稚園生活がだいたい分かっていたためか、
言っていることの2分の1…いや4分の1かな…くらいは理解できた。
まああとでもう一度園長先生に聞いてもいいやと思っていたら、
説明のあと要点については紙が配られた。
なんだ、よかった。
先に紙を配らないというのは、集中させるのにはいい方法だ。

説明の後は園内の見学。
ゆりちゃんの教室しか知らなかったので、
帰りたいとぐずる馨を引きずっていくつか教室を見る。
初めて園庭にも足を踏み入れる。
周りにいる子達は馨より一回りくらい小さい子が多い。
馨はもしかしたら大きいほうなのか?

最後に園長先生に質問した。

・登園初日はいつもどおりに来ればよいのか?
→時間はいつもどおり。
 入り口にクラス分け表が貼ってあるので、それを見てクラスに入る。
 長くても30分くらいいたら親は帰る。

・給食は初日から食べられるのか?
→望めばできる。
 最初は慣れなければ何日か家に帰ってお昼を食べて、
 次の週から給食ということもできる。
 申し込みは市役所でする。

日本のように入学式がないと分かってはいたものの、
本当に何もないらしい。
馨は集団生活をしたことがないので、初登園日がその第一日目なのだが、
たいていのフランスの子供は託児所生活を経験しているので、
単にその延長に過ぎないのだろう。

初登園のときの持ち物。

・証明書サイズの写真4枚(幼稚園内の書類などに使う)
・一人で写っているスナップ1枚(コート掛けにつける)
・家族の写真1枚(アルバムに貼るらしい)
・ティッシュボックス1箱
・おやつ用のビスケット
(どちらも時々集めてストックしておくらしい)
・枕カバー(お昼寝用)

入園説明会その2へ