遊びとおもちゃ

子供たちから教えてもらった遊びや、
子供がはまっているおもちゃなどをご紹介します。


お絵かき


ゆりちゃんの最新お絵かきです。
フランス人の子供のお絵かきはこんな感じ。
人の顔の描き方とか違うよね。
今回は文字も全てフランス語でした。
サインがあるところがフランスっぽい?



クラシック音楽との出会い


フランスにも音の出るおもちゃ、音楽の鳴るおもちゃは多い。
我が家にもたくさんあります。
日本と違うなと思うのは、
おもちゃに内蔵されている音楽に
クラシック音楽が多いこと。

ひらがなボードのアルファベット版があるのですが、
それに内蔵されている音楽のうちクラシックは
「エリーゼのために」、「くるみ割り人形」より「こんぺい糖の踊り」
「ペールギュント」より「山の魔王の洞窟にて」、「天国と地獄」序曲、「ウィリアムテル」序曲。
クラシックを知らない人でも聞いたことのある
メジャーどころが多い中で目を引くのが「ペールギュント」。
この曲、メジャーですかね?
「ペールギュント」の中だったら「朝」とか「ソルヴェーグの歌」の方が
はるかにメジャーな気がしますが…。
それにこの曲、ちょっとおどろおどろしいので、
子供のおもちゃには不似合いな気もします。
それでも使っちゃうこのセンスはなんなのでしょう?

ゆりちゃんのクリスマスプレゼントに大枚はたいて買ったキーボード。
自動演奏機能がついているのですが、
内蔵曲の三分の1はクラシックです。
なじみやすいようにかなりロック調にアレンジされていますが、
意外にも子供が気に入った曲は
イージーリスニングや映画音楽ではなく、クラシック。
アイネクライネナハトムジーク、第9の4楽章、など
何度となく繰り返して聞いていました。
そしてなんと覚えて鼻歌を歌っているのです。
これには驚きました。
今までCDをかけても興味を示さなかったのに、
おもちゃの音楽で自然とクラシックになじんでる…。
音楽教育のあり方を考えさせられました。

一週間の歌

馨が気に入って歌っていた歌に
「る らんでぃ らんでぃ ちきち ちきち、
る まるでぃ まるでぃ ちきち ちきち、
めるくるでぃ せびやん ちきち ちきち
じゅでぃ じゅでぃ うぃうぃうぃうぃうぃうぃ
ぼんどぅるでぃ うぃうぃうぃうぃうぃうぃ
せふぃに せふぃに」
というのがあった。
らんでぃ、まるでぃ、めるくるでぃというのは、
月曜、火曜、水曜のこと。
じゅでぃ、ぼんどぅるでぃも同様に木曜、金曜。
「めるくるでぃ せびやん」は
水曜日っていいなという感じかな。
水曜日は幼稚園が休みだからさもありなん。
しかし、月、火、水と来たのだから、
絶対続きがあると思ったのだが、
その先はうろおぼえなのかうやむや。
(「うぃ」でごまかされている)
ゆりちゃんもこの歌を知っているらしく、一緒に歌っていたが、
やはり後半はうやむや。

そこに学校から歌詞をもらって帰ってきた。

Le lundi l'indien (る らんでぃ らんでぃあん)
Tchikiti (bis) (ちきち ちきち)
Le mardi m'a dit (る まるでぃ ま でぃ)
Tchikiti (bis) (ちきち ちきち)
Mercredi c'est bien (めるくるでぃ せびやん)
Tchikiti (bis) (ちきち ちきち)
Car je reste au lit (か じゅ れすと お り)
Tchikiti (bis) (ちきち ちきち)
Jeudi, ju dis oui (じゅでぃ じゅ でぃ うぃ)
Oui,oui,oui! (うぃ うぃ うぃ)
Vendredi, vas-y (ぼんどぅるでぃ ばじ)
Oui, vas-y! (うぃ ばじ)
Samedi, ca m'dit rien (さむでぃ さ むでぃ りやん)
Ca m'dit rien (さ むでぃ りやん)
Dimanche, c'est fini (でぃもんしゅ せ ふぃに)
C'est fini! (せ ふぃに)

歌詞にはあまり意味がない。
音の似た言葉を並べた言葉遊びの要素が強い。
でも水曜日は(幼稚園が休みで)いい日だし、
日曜日(dimanche=でぃもんしゅ)はおしまいの日と
言っているところなんかは実情に(?)沿っている。

Jacadi a dit

「じゃきゃでぃ あ でぃ」
これは「赤あげて」「白下げて」といった、旗あげゲームみたいなものです。
Jacadi a dit on leve sa main droite.
(じゃきゃでぃ あ でぃ おん れーぶ さ まん どろわっと)
「右手を上げてとジャキャディが言いました」
と言われたら、すかさず右手を上げる。続いて
On leve sa d'autre main.
(おん れーぶ さ どーとる まん)
「もう片方の手を上げましょう」
と言われたら、どうしますか?
ここで手を上げたら負け。
最初にJacadi a ditと言わない場合は従ってはいけないのです。
これはそういうゲームです。
以下、
Jacadi a dit on leve sa pied gauche.
(じゃきゃでぃ あ でぃ おん れーぶ さ ぴえ ごーしゅ)
「左足を上げてとジャキャディが言いました」
…といろいろ続きます。

elastique

「えらすてぃっく」
私が小さい頃、「ゴムだん」という遊びがはやりましたが、
まさしくそれです。
少々違うのは、ゴムを支える人が三人、
つまり三角形になるようにゴムを張ります。
その一辺のゴムを踏むようにして立ち、
まずは両足そろえて次の一辺に飛びます。
うまくゴムを踏めたら成功、失敗したら持ち手を交代します。
三辺を順番に回ったら、次は片足で同じように回ります。
その次は足を替えてもう一度。
我が家はもちろん全員やらされましたが、けっこうな重労働です。

caillou, papier, ciseaux.

「きゃゆ、ぱぴえ、しぞ」
こちらは本物のじゃんけんぽん。
ぱぴえときゃゆは逆でも可。
caillouは小石、papierは紙、ciseauxははさみなので、
このへんは日本と一緒。
違うのは、文句は三種類なのに、出すものはもう一種類あること。
手をげんこつより少し開き目に、
ずいずいずっころばしのつぼのイメージにする。
これがla merら・めーる(海)。
これに勝てるのは石のみ。
なぜなら「つぶせるから」(?)。
紙は濡れて負け、はさみは落っこちて負け、なのだそうだ。
石だって落ちるだろうと思うのだが、それは違うらしい。
しかも、石には小さい石と大きい石があり、
小さい石だとやはり落ちて負けてしまうそうだが、
なぜなのかは不明。
だいたい、どうやって大きい小さいを見分けるのだろう?

ウルトラマンシュワッチ


ゆりちゃんがじゃんけんぽんを教えてくれるというのだが、
これは一体…?
「びしょん、びしょん、びしぇふ」と言いながら、
手を平行に前に上げたり、上にあげたり。
相手と同じポーズになるのがよいらしい。
これはじゃんけんではなく、昔はやった「ウルトラマンシュワッチ」
と同類ではないだろうか?
それに「びしょん、びしょん、びしぇふ」のつづりも意味も不明。

フランス版「ずいずいずっころばし」

ゆりちゃんとしりとりをしていて、
「ず」から始まる言葉が見つからず、
「ずいずいずっころばし」と言ったら、
案の定「何それ?」と聞いてきた。
やってみせたら、「ようちえんでやったことあるよ」と
意外な返事。
どうやるのかと思ったら、
「petit, petit, petit, petit, petit, petit cochon,
(ぷちぷちぷちぷちぷちぷちくしょん)
pot deux, pot trois, pot quatre, pot cinq, pot six, pot sept, pot huit.
(ぽっどぅ、ぽっとわ、ぽっきゃ、ぽっさん、ぽっし、ぽっせ、ぽっうい)
ぶふ」
最後の「ぶふ」は豚の鳴き声なんだそう。
どうしてもつづりが分かりませんでした。
(分かり次第更新します)
手遊びはずいずいずっころばしと同じように
握りこぶしを差し出します。
手のひらを少し開けて穴を作らないところが違い。
じゃんけんのグーのように完全に握っています。
最初の「プチプチ…」のところでは、
鬼の人が片方の握りこぶしを
全員のこぶしの上でぐるぐる回します。
次の「ぽっどぅ、ぽっとわ…」では、
「ぽっどぅ」で自分のあごにこぶしを当て、
「ぽっとわ」からあとは順番に他のこぶしに当てていきます。
最後の「ぶふ」に当たったこぶしは引っ込めます。
それを繰り返すと最後に残るこぶしがあるのですが、
残った人が勝ちなのか次の鬼なのか、
そこははっきりしません。

歌詞は「小さい小さい豚さん、
つぼが二つ、三つ…ブウ」という感じで、
イメージは日本のずいずいずっころばしに似てますね。

1,2,3,soleil!

「あん、どぅ、とわ、そ、れ」
「ママ~、あん、どぅ、とわ、そ、れ、やろうよ~」と言われたはいいものの、
「何、それ?」
言われるがままに部屋の壁前に立つと、
ゆりちゃんは部屋の反対側の壁に面と向かって
「あん、どぅ、とわ、そ、れ」の5つの拍に合わせて壁をたたく。
たたき終わると振り向く。
そのとき立っている人はそうっと壁をたたく人に近づき、
振り向かれたときは動いてはいけない。
そう、「だるまさんがころんだ」だったのです。
そうやってだんだん近づいていき、
最初に壁をたたいて「それ!」と言った人が次に壁をたたく人。
このへんちょっとルールが異なります。
soleilは「太陽」のことです。
なぜ太陽なんでしょうか???