ストラスブール

Strasburg

ザルツブルグから一路フランスへ。
これまで天気に恵まれたこの旅行だったが、
この日だけは山から追いかけるように
豪雨に見舞われる。
それも降り続けるわけではなく、
一時降ったかと思うとまた晴れ間がのぞいたりするので、
山の天気なのだろうと思っていたが、
ストラスブールに着くまで同じような天気だった。

ストラスブールはザルツブルグからパリに帰る
中継点として選んだのだが、
町並みは国境に近いためかなりドイツ的。
観光客もかなりのわりあいでドイツ人が多い。
そしてお店の人もフランス語ドイツ語を操る。
ホテルでも同じ。
珍しく英語をしゃべってるな~と思ったら、
イタリアからのお客さんだったりした。

まずは大聖堂を見に行く。
私好みのゴシック建築。



しかしかなり赤い。
土同様、石もドイツに近いと成分が異なるのだろうか。
また塔が一つないような気がする。
普通は二本立っているのだが…。
この疑問に答えてくれるようなものが残念ながらなかった。
内部は薄暗い。
どこかに仕掛け時計があり、
ちょうど見に行った時間頃に仕掛けが動くというのだが、
どこにあるかわからない。
すると突然チーンチーンと鐘の音が鳴り出したので、
急いでそちらの方に行く。
祭壇の右手側にある時計だった。
天井まで届きそうなかなり大きな仕掛け時計だが、
肝心の仕掛け自体は人形がゆっくり回る程度で
それほど面白くない。

お昼は念願のシュークルート。
野菜をあまり食べないお子様たちも
このシューはよく食べる。
そういえばドイツのザウワークラウトも好きだったようだ。
思ったより酸っぱくなく、むしろほんのり甘い。

それからプチットフランスに向かう。
この地方独特の木枠のはまった家並みが残っているところ。
こじんまりした地域なので、簡単にまわれる。
船(バトームッシュみたいなもの)での観光もできる。



いたるところにカフェやおみやげ屋さん。
でもおみやげ屋さんはいかにも観光客向けという感じではなく、
アルザス地方特産物といったものが並んでいて、
きれいに彩色されたクグロフの型や
パテドカンパーニュの型にもなりそうな楕円形の鍋は
ちょっと欲しかった。
刺繍の施されたテーブルクロスもちょっと食指が動いた。
ストラスブール(もしくはアルザス地方?)はこうのとりが来る地域らしく、
こうのとりマスコットが多かった。
看板でもこうのとり発見。