秋のジヴェルニー

GIVERNY en automne

日本から遊びにきた友人H氏を連れて小旅行。
そんなに遠くなくてきれいなところということで、
秋のジヴェルニーに行ってみる。
春のジヴェルニーは行ったことがあるし有名だけど、
秋は一体どんな花が咲いているのか?
それ以前に花は咲いているのか?
(定期的に植え替えているとは聞くが)
期待と不安が入り混じる。



中に入ると紫色の花がお出迎え。
まだ初秋なのでひまわりもたくさん咲いていたが、
紫、ピンクが多く、花もちょっと可憐なものが多い。
ダリアもたくさん咲いていた。
全般的に緑がちなので、やっぱり春よりは花が少ないかな。
春はとにかくボリュームで勝負という感じだったけど、
秋は繊細さで勝負、か?
なんだか高原にでも来ているような感じだ。



地下通路を渡って睡蓮の池のあるほうの庭に行く。
睡蓮の見頃は6月とか7月と聞いていたが、
10月も末というのにまだつぼみがいくつもあった。
もう一週間来るのが遅ければモネの睡蓮の実物が見れた。
うーん、残念。
こちらの庭は睡蓮以外はあまり花もなく、
早々に退散する。

今回は初めてモネの家の中もじっくり見ることができた。
本当に家中が浮世絵だらけ。
広重、歌麿、写楽、尾形光琳のもあった。
これらはみんな本物なんだろうか?
版画だから世界に一枚しかないってことはないだろうから、
多分本物なんだと思うけど、
これだけで浮世絵展ができそうだよ。

モネの家から見た庭


おみやげ屋さんでジヴェルニーの四季のカレンダーを購入する。
明らかに観光客向けグッズだと思われるが、
写真がなかなかきれいだったのだ。
春の庭は言うに及ばず、まだ見たことのない睡蓮の庭も
しっかり写っている。
これを見ながら一年を過ごすのも悪くないんじゃないか。