スイスリビエラ




ローザンヌのレマン湖畔は「スイスリビエラ」と呼ばれているのだそうだ。
着いたのが夜だったので、最初はよく分からなかったが、
すぐその意味が飲み込めた。

泊まったホテルのレストランは夜10時過ぎには食事できないという。
隣のホテルのレストランも同様。
しょうがないのでさらに隣に行くと、
そこはちょっと子連れで入っていいのかな?と躊躇する
豪華なホテル。
テラス席のあるレストランがあるのだけど、
客層が明らかに違う。
しかし、そこで入れてもらえたので入る。

食事ももちろん可、さらにテーブル担当の
お兄ちゃんに子供たちもなついてかわいがってもらえた。
フランス語を多少理解したのも幸いしたのかもしれないが、
どんな客であっても丁重に扱うという、
フランスではしばらくお目にかかれなかった
サービス精神というものが感じられた。
食事もとてもおいしかった。
「ここ、きっと五つ星だよね…」
サービス、料理、客層から私たちが下した判断は
正しかった。
ここはBeau-Rivage Palaceという、
ローザンヌ一のホテルだった。

高級リゾートなんだろうけど、かといって
モナコやカンヌのように別世界という感じでもない。
暑かったのと平日だったのとで、
人出もそれほど多くなく、
レマン湖畔の公園で過ごし、
足こぎボートでレマン湖に繰り出して涼んだ。
特に観光もせずに終わったけど、
それだけでも十分楽しめた。