電車で国境を越える

ウィーンからブダペストに向かいます。
飛行機のチケットを持っていたけど、朝一の便だったので、
もう少しウィーンを観光したかったので、
電車で移動することにしました。

ウィーン西駅にて乗車券を購入。
大人二人、子供一人(ゆりちゃんの分)、一等車で140ユーロほど。

飛行機のように出発のずいぶん前に来る必要はないので楽。
しかも、一等車利用の場合、なんとラウンジが使えます。
これはおすすめ。
ラウンジはどちらかというとビジネス客向けだったので、
他にお客さんがたくさんいるときは子連れでは入りにくいけど、
今回はがらがらだったので、ほとんど貸切状態。
もちろん飲み物、おつまみフリーです。
うちなんて、何回おつまみをおかわりしたことか。
クーラーも入っていて快適でした。

さて、時間になったのでホームへ。
我が家が乗ったのはケルン発ウィーン経由ブダペスト行きの「フランツ・リスト号」。


(電車がホームに入ってくるところを
カメラをかまえて待ってる間の気分は鉄ちゃん)

時間によっては途中で乗り換えなければなりませんが、
この電車は乗り換えなしの直通。
車両に大きく1とか2と書いてあって、
それが一等車、二等車の目印。
一等車は一本に一車両しかないようでした。

一等車なんて初めて乗った私は
どうなっているのか全く想像できませんでしたが、
新幹線の個室に似ていました。
一部屋6人がけになっていて、
我が家は6人なので占領できますが、
一人旅の場合、混んでいると相席になるようです。
コンパートメントによって、禁煙室があります。

椅子は背もたれを平らにすることができるので、
夜行列車の場合は寝られるようです。
ただ、6人いるのにどうやっても3人しか寝られなさそうですが…。
(もっともウィーン~ブダペストは2時間半ほどですが、
ケルン~ウィーンは11時間ほどかかるので、
寝るスペースは必要かも)

電車が動き出すとすぐ切符を調べに来ます。
そして国境を越えるとパスポートのチェック。
でもこれで終わりです。

国境を越えても車窓は当然劇的には変わりませんが、
心なしか木々がしおれ気味?
それに見える建物や車がぼろっちい、古くさい。
違う国に来たんだなと実感します。
間もなくブダペストに到着です。

終点なので当然皆降りますが、
駅は閑散としていて暗いです。
うちなんか見るからに旅行者って感じですが、
(だいたいアジア人なんか皆無)
こんなところでぐずぐずしていたらやばそうな雰囲気。