三大名所

ローマで三大名所といったらいろいろあるだろうが、
ミーハーに「ここだけは行っておかなくちゃね」という
次の三ヶ所を挙げておく。
念を押しておくが、ミーハーである。

スペイン広場



25日のクリスマスに行ってしまったので、どこも開いてない。
それでも人はいっぱい。
オードリー・ヘプバーンの影響力はすごい。
やっぱり押さえておかなくちゃと思ってやってくるのか。
ブランドショップも当然のことながらみんな閉まっていた。
うちはやることがないのでスペイン広場を眺めたあと、
開いてるレストラン(でもカフェでもなんでもよかった)を
捜し歩くが見つからず、
今回はせっかくおいしいイタリアに来ているんだから
現地食を食べ尽くそうという当初の誓いをあきらめ、
クリスマスでも開いていた中華料理店に入る。
(適当に入ったわりにはおいしかった)


ローマの中華料理店は
みんな赤提灯を店頭に掲げている

その後ポポロ広場まで歩いたあと、一本裏側の道を歩いて
スペイン広場に戻る。
日本人観光客がよほど多いのだろう。
物売りはみんな日本語がうまい。
焼き栗売りは「250グラム」なんてはっきり言うし、
しかも態度悪し。
ペンシルバルーン(細長い風船でいろいろな形を作る)売りのおじさんも
パリでよく見かけるような、白塗りで微動だにしないのが芸術の
大道芸人も片言の日本語を操る。
もちろん日本人以外の観光客だってたくさんいるのに、
「ああ、また日本人来やがったよ。カモだ、カモ」って思われてるようで気分悪い。
初めからミーハーと割り切って見に来たのにこれではしょうがない。

トレビの泉

ミーハーその2。
街中に突然現れるので車移動の我が家にはちょっと見つけにくい。
徒歩ならば標識に従って歩いてくれば分かる。
ここももちろん人だかり。
子供たちに後ろを向いてコインを投げさせたらすごく喜ぶ。
「またここに来られるんだよ」と教えたら
「なんで?」
思ったより水量が多く、
どばどばと水があふれ出ていた。

真実の口



ミーハーその3。
これは教会の中にあるので、探すのに少し手間取る。
おまけに人だかりがしていないので、見つけにくかった。
近づいてみるとなんと柵があって触れない。
柵といっても簡単にテープが張られているだけで、
もぐろうと思えばもぐれそうなお粗末さ。
何があったか知らないが、車でも突っ込んだような様相。
そういうわけで、真実の口に手を突っ込むことはできなかった。