パスポート更新

ゆりちゃんと馨のパスポートはもうすぐ期限が切れる。
7歳と5歳で生意気にもパスポートの更新をする。

必要書類はいつものごとくだが、
パスポートと言えば絶対つきものの戸籍謄本。
特に変更事項がなければなくても可、と
大使館からもらった書類に書いてある。
ホントかな?
フランスでそういうのを頭っから信じてはならない。
だから電話して聞いてみた。
出てきた人は本当だと言うが、
でも実際には戸籍謄本を見てみないと分からないと言うので、
ちょっと古いものだったが家にある謄本を持参する。

もう夏休みに入っていたので、
引率人員を減らすため、
わざわざゆりちゃんと馨のcentre de loisirsの日を選んだ。
それでもらんちゃんと光は連れて行かないといけないが、
四人よりはましだ。
無事大使館に着き、パスポート更新の旨伝える。

ところが。

お子様は当然全員私の代筆だと思っていたのだが、
「7歳のお子さんはもう自分でお名前がかけますね?
それだったら本人のサインにしてください」だと。
そりゃー言ってる意味はよく分かりますよ。
だけどあんた、つまり今日は申請できないってこと?
でもってもう一回来いと?
正確には再申請と引取りと二回来いと?
そう言ってるわけだね?
力が抜けた。
さすがに窓口の人もかわいそうに思ったのか、
「申請用紙は持って帰って家で書いていいですから。
間違えたら困るので2枚ずつつけておきますから。
書き方例もつけておきますから」
とあれやこれやとしてくれたが、
そんなんじゃショックはちっとも消えないのだ。

ちなみにサインだが、
ゆりちゃんはひらがなでフルネーム書けるが、
馨はようやく名前のみ。
しかし二人ともアルファベットなら書ける。
その旨伝えたが、できればサインは日本語がよいとのこと。
真似される恐れが少ないからだろう。
そういうわけで馨の自筆サインは次回持越し。

ゆりちゃんだけ初の自筆サインだ。
本人、ちょっと嬉しかったらしい。

後日再申請。
毎日centre de loisirsに行ってるわけじゃないから、
行く日を選ぶのが大変だ。
今度はもちろんOK。
戸籍謄本は記載内容の変更がないこと、
大使館に在留届がしてあることなどがなしの条件らしい。
うちは光の出生届をすでにしていたので大丈夫とのことだったが、
一応古い(といっても6ヶ月前のだが)謄本のコピーを取っていた。
引き取りは次の週の応答日。同じ曜日だ。

さて引き取り。
これは難問だった。
今度は四人連れて行かねばならない。
今まで四人連れて一人でパリに行ったことはない。
ダンナがいる日に取りに行こうかと思っていたが、
あいにくダンナは出張続きであてにならなかった。
ヒマになるまで引取りを先延ばしにすることもできたが、
チュニジアに行く前に欲しかったのだ。
意を決して一人でパリ行き敢行。
乗り降りの楽なバス乗り継ぎにする。
これなら階段はない。
ちょっと時間はかかるが大使館に着く。
パスポートは難なくもらえた。
無事成功!
在仏大使館発行のパスポートが2冊増える。
ここですかさず「おなかすいた~。」
しょうがない、祝宴とするか。
凱旋門近くのQuick(マックに似たファストフード)で
散財させられたのだった。

それにしてもパスポートの期限管理は面倒。
次は誰のパスポートが切れるんだったかな?