先生が見つかる

どこかのクラス、または先生のうちまで習いに行くのは、
今の状況ではちょっと難しい。
できれば家に来てくれる先生がいい。
日本人じゃなくてもいいけど、
フランス語オンリーではまるでわからないのでそれも困る。
少なくとも英語は話せるほうがいい。
こんなわがままを言っているとほとんど見つからない。

フランスには日本人向けの情報誌がたくさんあります。
「OVNI」「jeudi PARIS-TOKYO」「フランスニュースダイジェスト」あたりが
よく出回っているものでしょうか。
毎週手に入れては片っ端からチェックしていました。
一応フランス語の先生もそれでチェックしていて、
一度電話したこともあったのですが、
マルメゾンに住んでいると言ったとたん、
「パリ市内しか出張授業しないんですよお」と
体よく断られたことがありました。
バイオリン教えますの広告すらめったに出ないのに、
やっぱりわがまま言ったら半永久的に見つからないんじゃないか…
そう思っていたある日の広告に出ました!
「バイオリン教えます。出張可

どきどきしながらすぐ電話してみた。
ラッキーなことに在宅していてすぐ話ができた。
おそるおそるうちの住所を告げたら、なんと来てくれると言う!
ここで決めるしかないと思ったが、
フランス語学校に途中入学する話も平行して進んでいて、
入れるかどうかの結果待ちだったのと、
ダンナに相談なく電話したので、とりあえずその場はいったん切る。
ダンナに聞いてみると、今までずっとバイオリンをやりたいと
主張しつづけてきたためか、あっさりOKが出た。
もうフランス語学校の都合なんかどうでもいいや!
と、再度電話してさっさとレッスン日を決める。
念願のバイオリンスタートだ。

後日、フランス語学校はやっぱり途中入学できなくて、
10月の新学期からの入学になった。
あの時決断してよかったのだった。