初レッスン

いよいよ初レッスンの日がやってきた。
よりによってダンナが休日の月曜日
(休みだなんて知らずにレッスンを入れた)、
ダンナが休みということでゆりちゃんも幼稚園休み。
みんな在宅の中での初レッスン、果たしてうまくいくのか?

先生がいらしてさっそくレッスンを始めようとしたら、
ゆりちゃんが「バイオリン弾きたーい」と寄ってきた。
借りてきた日から、弾きたがるのでちょっと触らせていたのだ。
今日も楽器を出したから触らせてもらえるものと寄ってきたのだった。

しかし今日は私のレッスン、
しかもお金を払ってやるんだから中身の濃いものにしたい。
「あとで触らせてあげるから」と言っても聞かない。
かれこれ10分あまり押し問答しただろうか。
とうとう根負けしたゆりちゃんは怒って部屋の隅に行ってしまった。
ちょっとかわいそうだったか?
あまり触りたがるので、そんなに興味あるなら
一緒にバイオリンを始めようかと思って、
今日はバイオリンってどんなもんなのか横で見ておいでと
言ってあったのだが、どうもうまく伝わらなかったらしい。

まず構え方から教わる。
これはみようみまねでもどうにかいけそうだ。
しかし問題は弓の持ち方。
弦楽器はどれも持ち方が一緒だと思っていたのだが、
どうやら違うらしい。
しかも微妙に違う。
チェロをやっていたせいで、
ちょっと気を抜くとチェロの弓の持ち方になってしまう。
これはしばらく練習して体に覚えさせるしかなさそうだ。
楽器の持ち方を教わったところで
ボーイング(弓の動かし方)の練習をする。
楽器だけ、弓だけだと
「なんとかなるじゃん」と思ったのだが、
いっしょにやるのは想像以上に難しい。
何度も繰り返しているうちにレッスンが終わる。

「チェロをやっていたからか飲み込みが早い」と言われて
ちょっとうれしい。
次回から音階練習に入る。