無伴奏パルティータ

バイオリンを始めて2年が過ぎた。
第一ポジションならだいたい弾ける(つもり)。
スズキメソード第二巻まで終え、
次は第三巻?と思っていたら、
先生が「何かやりたい曲があったら、それをやろう」と言う。
やりたい曲?
これしかない。
バッハの「無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ」。
バイオリンを買ってその次に買ったこの楽譜。
これを眺めて「いつか弾きたいなあ」と思うのが楽しかった。
でも、無謀だよねえ。
「それはいつかねえ」と笑い飛ばされるのがオチだと思っていたら、
先生が楽譜を見ながら「これだったら第一ポジションで弾けそう」と
言うではないか。

私が特に弾きたいのはパルティータの第2番。
いちばん有名なやつ。
えっ?えっ?この曲をバイオリン歴若干2年の
若輩者の私が弾いていいんでしょうか??
自分で申し出ておきながら及び腰になってしまった。

バッハなので、音づらは簡単そうでも
音程がちょっとでも違うと変に聞こえる。
音程にものすごく気を使う。
でも、「あのパルティータ」を自分が弾いてると思うと
感動もひとしお。
頭の中ではどうも美しくパルティータが流れているらしく、
現実に目を向けない困った耳なのですが…。
すこーしずつ弾いています。
あああ、楽しいでっす!!

夏休みの宿題として、
ポジション移動の練習も出た。
A線でシ~レ~レ~シ(フィンガリングは1~3~3~1)と弾いた後、
1の指で今3で押さえたレの音を押さえ、1の指のままシの音に戻る。
最初はグリッサンドを入れてもよい。
同様にして、シ~レと1の指でポジション移動したあと、
2の指でミを押さえ、2の指のまま第一ポジションのドに戻る練習、
3の指でファ♯を押さえ、3の指のまま第一ポジションのレに戻る練習、
4の指でソを押さえ、4の指のまま第一ポジションのミに戻る練習。
これを各線でやる。

これはけっこう難しい。
まず、1の指のままシからレに飛ぶのが第一関門。
うまく飛べても、指を換えて他の音に戻るのがまた難しい。
しばらくの課題になりそうだ。

もう一つ宿題として、
「どうやったらビブラートがかかるかいろいろ試してみて」と言われたのだが、
これはお手上げですう。
チェロならいけるんですが、バイオリンはどっちの方向にかけるんだ?