滞在許可証の更新

今持っている滞在許可証は期限が一年なので、
一年ごとに更新しないと不法滞在になってしまう。
更新手続きについて、ハガキなどで親切に連絡をくれる自治体もあるそうだが、
うちの住んでるところは自分で時期を管理しておいて、
更新の予約を取らなければならない。

更新に必要な書類は
◎写真
◎パスポート
◎滞在許可証
◎住居証明(EDFなどの最新の請求書)
◎セキュリテソシアルの保険証
およびそのコピー


必要書類の中で意表をついていたのが
最後のセキュリテソシアルの保険証。
うちはフランスに来てからすぐセキュリテソシアルの加入を
申請していたのだが、とにかく時間がかかる。
この保険証だって手元に届いたのが
滞在許可証更新の一週間前だったのだ(「セキュリテソシアル」を参照のこと)。
しかも、そのときはまさか更新に必要だとは思わず、
コピーするから会社に持っていくと言われて、
「これ、来たばっかりだよ~!」と初めて運のよさに気がついた。

さて、更新手続きの日は去年と同じく、
会社の人事の人が通訳に来てくれた。
事前に手続き日時を予約してくれていた。
普通は並んで順番を待つようだが、
予約ができるしくみについてはよく分からない。
企業に勤めているからなのか?
ダンナが先に手続きをし、私があとからだったが、
更新ということ、しかも私はダンナの次だったということもあり、
何もしゃべらなくて済んだ。
人事の人もほとんど何もしゃべっていなかったから、
かなり簡単に事が運んだようだった。
新しい滞在許可証ができるまでの
仮の滞在許可証をもらう。

その後1ヶ月くらいして更新が出来たから来いという通知が来る。
新しい滞在許可証をもらうには、
◎この通知
◎パスポート
◎仮の滞在許可証

を持っていく。
更新分をもらうのは予約は出来ず、窓口に並ぶのだが、
順番が来たところで何か言われている。

去年もらうときはすんなりいったのに何か問題が?と思ったら、
なにやら印紙がいるということだった。
いるのはダンナだけで私はいらない。
どうやらダンナは去年も印紙を買ったらしいが、
私は全く記憶の外だった。
別窓口で55ユーロの印紙を買って再び窓口へ。
ダンナと人事の人が印紙を買いに行っている間、
私のほうを先にもらっておくことにした。

ところが、窓口のお姉ちゃんったら、
こともあろうに私とダンナの書類を入り繰り、
私はダンナのほうの書類に受け取りサインをさせられた。
幸い滞在許可証をパスポートに貼る前に間違えに気づいたらしく、
すっかり動転したお姉ちゃん、窓口の向こうで焦りまくり。
ちゃんと名前くらい確認しろよ…。
(彼女の名誉(もっと不名誉になるかもしれないが)のために言っておくと、
彼女は新しい滞在許可証の記載内容と
パスポートの内容をすごく細かくチェックしていた。
そのあげくの体たらくなのだ)
てっきりすぐ受け取ってダンナたちはまた列の一番後ろに並ばなければ
ならないかと思っていたが、
まだごたごたしているところに戻ってきた。
この話をしたら、会社で以前本当に入り繰りになってしまった人がいたとか。
いくらお役所の窓口とはいえ、フランス人のやること。
気をつけなければいけない。

今年の滞在許可証のデザインは去年とガラッと変わっていた。
毎年こんなに変えているのかな?と思ったら、
今年はユーロになったからだとか。