電話なんか怖くない!?

フランスに来て約一年がすぎた。
以前は自分からフランス語の電話をかけるのは、
幼稚園に休みますという連絡をするときだけだった。
これも作文して読み上げていたものだ。
一年たつ頃になると、自分からフランス語で
電話をかけられるようになったのだ。
お医者さんなどの予約を取るのは日時だけをしっかり確認すればよいので、
わりと気楽。
それでも何度か時間を聞き間違えたことがあるけれど…。
不動産屋に苦情電話もかけたし、
申請書類の書き方が分からなくて福祉事務所に電話したこともある。
もちろん語彙は心細いものがあるので、
ひたすら知りたい内容を繰り返すことになるのだけど。
もっともかかってくる電話はあいかわらず宇宙語の域を出ていない。
相手が誰か分かるだけでもだいぶ違うのだが、
全く分からない間違い電話やセールス電話の場合は
もうお手上げだ。