ドナウ川クルーズ

ウィーンからブダペストまでドナウ川を下って行けるらしいので、
乗り場探し兼切符購入に行く。
川沿いまでは市電などで簡単に行けるのだが、
そこから先は高架の下をくぐったりして怪しい雰囲気。
本当にこの道でいいのか?と思った頃に船着場が出てきた。
それらしい船も泊まってるし、レストランなんかもあるし、間違いなさそう。



チケット売り場を探したが見つからなかったので、
船着場の前のレストランに入り、聞いてみる。
するとそこのおじさん、「私がチケットを売っている」と言うではないか!!
これはラッキー、でも国境を越える船なのに、なぜレストランのおじさんがチケットを?と
一抹の不安があった。
でもまあさっそく明日のチケットを買おうとすると、
彼はパンフレットを持ってきてあれこれ説明してくれた。
話を聞いていると、なんだかお目当てのブダペスト行きではなさそうだ…。
私たちがレストランで休憩している間、
ダンナが再びチケット売り場を探しにいく。
もらったパンフレットを熟読していたら、
彼が言っていたのは単なるドナウ川クルーズ、遊覧船で、
ブダペスト行きの船は別にあるということが分かった。
同じ頃、ダンナも同じ情報を入手して帰ってきた。
さらに、ブダペスト行きの船は今の時期毎朝8時発、
それにもかかわらずすでに満員で買えなかったとのこと。
夏の川下りはさぞかし気持ちいいだろうから、
事前に予約しなければならないようだった。
というわけで、今買えるドナウ川クルーズに変更。
すぐに出発だ。

ドナウ川クルーズも回る行程にいくつか種類があって、
出発地点に戻ってくるものもあるのだが、
私たちは途中下船することにした。
最初は物珍しいので、甲板にて外の風景を見る。

ドナウ川沿いで二番目に高い建物…らしい


英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語の説明あり。
バトームーシュみたい。
中にはちゃんとレストランもあって、食事もできる。
(バトームーシュと違うのは、
レストランでの食事は別料金というところ。
バトームーシュは食事つきの船もあるが、
その場合の料金は食事込み)
昼時の出発だったのと、天気がよくて暑くなってきたので、
途中で中に入る。
レストランの中からももちろん外を眺めることができる。
アジア人はうち以外いなかったので、注目の的。
ドイツ人(かわからないけど、ドイツ語をしゃべる人がほとんど)は
フランス人と違ってじーっとこちらを見てました。

途中で本流から支流に入るのだけど、
そこに水門がある。
そこで水門の両側での水位調整のためしばらく停船。
何が起こっているのか最初は全くわからないのだが、
だんだんまわりの景色が塀で見えなくなってくる!
よくみたら今いるところの水位がどんどん下がっているのだった。
水が減っているので、周りの壁も以前水のあった位置に
くっきりあとがついている。
すっかり船が川の中にすっぽり入ってしまったのでは?と思った頃に
水門が開く。
今まではわりと水流豊かなところを走ってきたのだが、
水門の向うはうって変わって穏やかな小川、という感じ。
しばらく行くと、私たちの目的地、kunsthauswienに到着です。